>

どうやって綺麗にするのか

泡を発生させている

超音波洗浄機を使うときは、洗浄槽に水と専用の洗浄液を入れます。
家庭用なら水だけでも汚れは落ちます。
しかし歯科では、汚れを少しも残せません。
だから洗浄液が欠かせません。
準備ができたら電源を入れます。
すると洗浄槽の底や側面に付いたトランスデューサーが電気信号を受け取り、超音波の振動を発生させます。
この振動が、水中に泡を生み出す仕組みです。
歯科で使う超音波洗浄機は、低周波の製品が多くを占めます。
低周波の方が高周波より汚れを落とす力が強いからです。
具体的には40kHz前後が主流になっています。
ただし低周波になるほど、対象物へのダメージも大きくなります。
器具が傷ついたり壊れたりしないよう、洗浄の時間には注意しましょう。

キャビテーションという作用

超音波洗浄機を動かすと、超音波が洗浄液の中を進みます。
すると液体の中に大量の泡が生まれ、膨らんでは破裂する現象が繰り返されます。
これをキャビテーションと呼びます。
泡が潰れる瞬間には、強い衝撃と水流が発生します。
この水流の名前がマイクロジェットです。
衝撃と水流が合わさることで、医療機器の表面や溝に付いた血液やタンパク質をスムーズに剥がせます。
キャビテーションが起こると、洗浄液全体が強く撹拌されます。
洗浄液が水中の隅々まで行き渡り、化学的な効果もさらに高まります。
二つの働きが重なるからこそ、短時間で汚れが落ちます。
洗い終わった医療機器は新品のような状態に戻り、安心して患者の治療に使えます。



ページ
Topへ